渡航直後、ある程度の現金が必要になると思います。個人売買でなければ基本的にクレジットカードかデビットカードが使えますが、ある程度の必要ドルを、現金またはトラベラーズチェックで渡航の際に持ち込むことをお勧めします。参考までに、「生活セットアップ」ページに渡米直後にかかる費用の例を記載しています。これらはあくまでも代表的なもので、これ以外にも細かいものに費用がかかると思います。少し多めに見積もって持ち込まれるとよいでしょう。

アメリカでの日常生活は銀行のデビットカードで十分事足りますが、ホテルの予約時などにクレジットカードが必要になる場合が多いため、最低1枚は持っていたほうがよいのが現実です。日本国内で使用しているクレジットカードをそのまま持ち込むか、あるいは新しくドル建てのカードを作ることをお勧めします。

*円建てのカードを持参する場合
おもにVISA、Master、American Expressであればたいていの場所で使えます。なお、インターナショナルカードの場合、使用できないケースがあるので注意してください。

*ドル建てのカードを作る場合
ドル建てのカードを持っていると、取引時点の為替レートの動向をそれほど気にせずにすむため持っていると便利です。しかし、アメリカで作る場合はクレジットヒストリーがなく、立場が学生のため、審査が通らないケースも多く、実際は作るのが困難なのが現状です。アメリカで暮らす日本人向けにドル建てカードをラインナップしている会社がありますので、ドル建てカードを作りたい方はそちらをご検討することをお勧めいたします。

ANA CARD U.S.A.
http://www.anacardusa.com/

プレミオカード
http://www.premio.com/j/cc_index.html

合格した方は、大学からI-20を発行してもらう際にまず必要になります。社費の方は会社から、私費の方は銀行などの金融機関で発行してもらいます。アメリカでクレジットヒストリーを持ってない方がほとんどだと思いますので、財政証明書は生活を立ち上げる際、特に様々な契約（住居の賃貸、携帯電話、インターネット等）の際に提示することになります。USドル表記の英語版のものを何枚か用意されることをお勧めします。

サンダーバードでは、学生は基本的に全員が、学校が指定する医療保険に加入します。１トライメスター（学期）ごとの授業料の請求書に医療保険の金額が記載され、支払いをすることになります。AIU等が提供する留学生向け医療保険では学校のRequirementを満たさないため、基本的に全員が、学校が提供する医療保険へ加入することになります。ですので、日本で特に医療保険へ加入する必要はありません。一部、社費の方等の中で会社で加入している医療保険が学校のRequirementを満たす場合は免除されることもありますので、その場合は学校へ免除の申請をする必要があります。

また、学校の保険は歯科治療がカバーされていませんので、歯に心配のある方はしっかりと日本で治療を受けて渡航することをお勧めします。

アメリカでは州によっては、渡航にあたり事前または渡米後にC型肝炎やはしかなどの予防接種を義務付けている州があり、証明書類の提出が必要な場合があります。2009年時点でアリゾナ州では、特に予防接種の義務づけていませんが、プログラム開始前に他州でPre-MBAのクラスに参加されるなどの場合は念のためそちらの学校に確認されることをお勧めします。

公共の交通機関があまり発達していないアリゾナでの生活において、車は渡航直後から利用することになります。アリゾナで７か月以上滞在する場合には、原則アリゾナでの免許証を取得する必要がありますが、免許を取得するまでは、国際免許証があればレンタカーだけでなく、車も購入することができます。 免許センターでは即日発効されますが、地元の警察署の場合、２週間程度を要しますので、その場合は早めに申請することをお勧めします。