私費留学の方の多くは、卒業後のための就職活動をすることになるかと思います。入学して2年後の就職とは言え、特に日本人学生は1年生の秋学期から就職活動を開始をしていくこととなります。Traditional MBAプログラムの学生の場合、一般的には、1年目の秋に10～11月のボストンキャリアフォーラム(BCF)へ向けてその活動を本格的に始め、翌年の夏にサマーインターン、そして2年目の秋に再びBCFへ足を運び、フルタイムオファーの獲得に向け活動するというのが主流です。このページではTraditional MBAプログラムの学生の場合を例に取り、流れを紹介します。

*渡米前の活動

ようやく受験生活も終わって、ほっとしたいところですが、一部のMBA合格者はすでに渡航前から卒業後の就職に向けて動き始めています。この時点で開始をしていないと圧倒的に不利になるということはないかと思いますが、数多くのMBA留学生と競争をしなければならないことも考え、先手を打って動いておくことをお勧めします。あまり多くはないですが、MBAプログラムに入学する直前にサマーインターンを既に1つ終えてくる強者もいるそうです。

具体的には、人材会社主催の海外MBA・Master合格者向けにキャリアフェア―などが5月～8月の渡航前に合わせて開催されます。また、一部の外資系企業（特に金融）は、この時期にネットワークイベントとしてMBA合格者向けの会社説明会やディナーなどを個別に実施します。これらに参加しないと今後の採用プロセスで不利になるということはありませんが、情報収集の機会として利用するとよいでしょう。

株式会社アクシアム
人材会社。毎年5月中～下旬に「海外大学院合格者 ジョブフェア」や「MBAキャリアデザインセミナー」などを実施。
http://www.axiom.co.jp/mba/index.html